ふぁんきー農園では、「美味しい野菜をお届けする」事を第一の目標に掲げています。

では、野菜の美味しさはどうやって決まるのでしょうか?

もちろん様々な要素があり主観的な事で個人差もありますが、ふぁんきー農園の取り組みを紹介します。

鮮度

言い換えれば、収穫してからの時間です。

中間業者は一切入りませんので、最短で【収穫したその日】に皆さんのお手元にお届けする事が可能です。

ただし、すべての野菜において「穫れたてが一番美味しい!」とも限りません。

  • サツマイモやジャガイモ・カボチャなど穫ってから少し保存しておいた方が糖度が増して美味しいです。
  • 朝穫るよりも夕方に穫って少し休ませた方が美味しい野菜もあります。
  • 豆類やトウモロコシは鮮度が命なので、なるべくギリギリに収穫します

このように、ふぁんきー農園では全ての野菜が手の届く範囲で管理できていますので、

野菜ひとつひとつに向き合い、最も美味しい状態で皆さまのお手元まで直接お届けいたします。

品種

個人的にとても大きな要素だと考えています。

品種は 同じ野菜でも色や形の違い、収穫までの時間(早生or晩生)、味の違い、等で分類され、

交配(受粉~種取り)と選抜を繰り返し徐々に固定されていきます。

例えば「桜島大根」「すくなカボチャ」「野沢菜」などが有名で、各地に合った(好まれた)野菜へと変貌して様々な品種が産まれ引き継がれてきました。

現在では主に種苗会社により日進月歩で様々な品種が生み出されいます。

ただし、現在の品種開発で重視されるのは

●耐病性 ●形の良さ ●収量 ●収穫効率 ●袋詰め効率

といった農家都合の目線で、”美味しさ”の要素は二の次にされてしまっている品種がほとんどなんです。

その為、今の野菜が昔のほど美味しくないと感じるご年配の方も多いのではないでしょうか?

ふぁんきー農園では、野菜の品種を選ぶ際に重視するのは”美味しさ”。

一般農家には敬遠されがちな”収量は落ちるけど‥” ”形は悪いけど‥”【美味しい品種】

を選んで栽培しています。

栽培方法

野菜作りにはどうしても肥料(窒素)が必要になります。その肥料に何を使うかが大きな要素になります。

一般的な栽培では”化成肥料”といって、あらかじめ野菜が吸収し易い形(無機窒素)に加工されたものを畑に蒔いています。人間でいうところのサプリのようなものでしょうか。

一方で有機栽培では、有機肥料もしくは有機物(有機窒素)を畑に施して、それが土の中の微生物等によって分解される事で、野菜が吸収できる形(無機窒素)になり栄養源となります。

結局のところ、無機状態で野菜が栄養(窒素)を吸収するという意味では、一般栽培も有機栽培も変わり無いように感じます。

が、昨今の研究では野菜が有機状態(アミノ酸(うま味成分))でも肥料(窒素)を吸収していることが判明してきました。

一昔前はあまり科学的根拠に乏しかった「有機栽培は美味しい」というのが科学的にも証明された形です。

(少し難しい話ですのでかなり割愛しています・・)

ふぁんきー農園 では、もちろん畑に施すのは有機物のみです。

バークたい肥、米ぬか、落ち葉、竹チップ、醗酵鶏ふん等々を適量投入して

土ごと醗酵で有機物たっぷりの畑を目指しています。

季節

”旬”とも言い換えられますが、かなり大きな要素になります。

やっぱり旬の野菜は美味しいですよね。その季節・その土地で穫れる野菜が、その時の身体に合う・欲している物なのではないでしょうか。

現代農業はビニールハウスで加温(冷却)装置等を使ったり、品種改良や産地の振り分け等で、一年中様々な野菜が食べられるようになりました。

もちろん素晴らしい事、日本農業の誇れるところですが、季節感が失われてしまったのは否めません。

ふぁんきー農園では、ビニールハウス栽培はしていませんので、お届けする野菜はその時期その時期に穫れる野菜のみです。必然的に”旬”をお届けいたします。

逆に、冬にキュウリやトマトといった夏野菜、夏にキャベツや白菜といった冬野菜はお届けできませんのであらかじめご了承ください。

環境

あえて耳障りよく「環境」と書きましたが、「思い入れ」「思い込み」も大事な要素です。

テレビで芸能人がさも美味しそうに食べているのを見て、時間とお金をかけ行列をしてようやく食べられた一品。

寒い中、半そで半ズボンでマラソンを走らされた後に出る「豚汁」。

真夏の重労働の後に一気に飲む「生ビール」。

自分で育てた「野菜」自分で釣った「魚」

など、挙げればキリがありませんが、その食べ物への思い入れや環境もとても大事ですよね。

ふぁんきー農園では、毎週のメールマガジンやSNS・動画(予定)で野菜の栽培過程や畑の様子を公開します。

もちろん畑の見学も可能です。

食卓で作り手の顔や畑の様子を思い浮かべながら食べる野菜は、少しは美味しさもアップしますよね!?